検索広告のリンク先をすべて同じサービスページにすると、クリックは集まっても問い合わせにつながらないことがあります。検索語句によって、情報を集め始めた人、比較中の人、すぐ相談したい人では、ページに求める答えが違うからです。
広告文だけを検索語句に合わせても、移動先で話が変われば離脱します。今回は、検索語句に表れた目的を整理し、必要なページと情報の順番を分ける方法を解説します。
一つのページで、すべての検索意図に答えない
一つのサービスページへ、会社名検索、課題検索、料金検索、比較検索をまとめて送ると、誰に向けたページか曖昧になります。説明を足すほど長くなり、今知りたい情報へたどり着きにくくなります。
たとえば「広告運用 相談」と検索する人は、支援範囲や相談後の流れを確認したい段階です。一方で「広告 問い合わせ 増えない」と検索する人は、原因と見直す順番を知りたい段階にいます。同じ入口では判断材料が合いません。
リンク先を分ける基準は、広告の種類ではなく、検索した人が次に決めたいことです。媒体やキャンペーン名ではなく、読者に共通する判断段階を起点にします。
検索語句を、四つの目的に分ける
まず検索語句レポートから、実際にクリックされた言葉を集めます。単語だけを見るのではなく、その言葉で最初に何を確かめようとしているかを考えます。
- 課題の原因や改善方法を知りたい
- 支援方法やサービスの違いを詳しく比較したい
- 費用、期間、対応範囲を確認したい
- 相談先を決めて問い合わせたい
同じ「Web集客」という言葉でも、「方法」「会社」「費用」「相談」が加わると目的は変わります。検索数が少ない語句でも、問い合わせや商談につながった実績があれば、別の意図を示す判断材料として残します。
判断が難しい語句は、広告文と問い合わせ内容も合わせて確認します。検索語句だけで決めつけず、クリック後の行動から分類を修正します。
分類名も「認知」「顕在」のような社内用語で終わらせず、「原因を知りたい」「費用を比較したい」など、顧客の目的が読める言葉にします。広告担当以外も同じ基準で判断しやすくなります。
最初の一画面で、検索した目的に答える
目的を分けたら、ページのファーストビューに同じ言葉を置くだけでは足りません。見出し、補足文、証拠、次の行動まで一つの流れにします。
課題を調べている人には、よくある原因と確認手順を先に示します。比較中の人には、支援範囲、向いているケース、進め方を早めに見せます。相談先を探している人には、対応条件と問い合わせ後の流れを伝えます。
広告で約束した答えを、移動先の最初の一画面で確認できる状態にします。広告文では料金を訴求しているのに、ページの下部まで金額の考え方が出ない構成では、期待との大きなずれが生まれます。
ページを増やす前に、検証単位を決める
検索意図ごとにページを分けるといっても、最初から細かいLPを大量に作る必要はありません。違いを確かめられる単位へ絞り、既存ページの見出しや情報順を変えた案から試します。
分けた広告グループとリンク先の組み合わせは一覧で管理します。いつ、どの意図に向けて、何を変えたかが残れば、後から結果を比較できます。
- 検索語句を目的別にまとめる
- 各目的で最初に必要な答えを一つ明確に決める
- 広告文と最初の一画面をそろえる
- 問い合わせ後の結果まで比較する
流入数が少ない目的は、ページを分けずに一つのページ内で入口を整理する方法もあります。見出し直下に選択肢を置き、料金、事例、進め方へ移動できるようにします。
変更する要素は一度に増やしすぎません。見出し、証拠、CTAを同時に大きく変えると、何が結果へ影響したか後から判断できなくなります。
問い合わせ数だけで、良し悪しを決めない
リンク先を分けた後は、クリック率と問い合わせ率だけでなく、問い合わせ内容、対象条件、商談化、成約まで確認します。問い合わせが増えても、対応外の相談ばかりなら改善とは言えません。
検索語句、広告、ページ、問い合わせ結果を同じ記録でつなぎます。どの目的の人が、どの情報を読んで相談し、その後どう進んだかを月単位で比べます。
成果が弱い組み合わせは、すぐにページを作り直さず、流入した語句と最初に見せた答えが合っていたかから確認します。ずれがあれば広告文か見出しのどちらか一方を直し、一つの期間を置いて比べます。
良いリンク先は、クリックした人を広く集めるページではなく、検索した目的に合う判断材料を渡せるページです。広告とページのつながりを見直したい場合は、サービス資料で支援内容を確認するか、現在の広告導線をご相談ください。
